10月からマイナンバー

 今年の10月から「マイナンバー」が始まります。便利さに期待する声、個人のプライバシーが全部紐付いて丸裸にされるリスクを危惧する声、法人では対応の仕組みやセキュリティ対策を心配する声などが、徐々に聞こえてきています。

 

 こういったマイナンバーのような仕組みとしては、アメリカの社会保障番号(SSN: Social Security Number)が有名ですね。これがないと生活できないと言われるほど、いろんな手続きの場面でこの番号が要求されます。昨年米国に旅行した際、現地で携帯が使えるようにAT&TのプリペイドSIMを利用したのですが、オンラインでクレジットカードからチャージしようとしたら、このSSNの入力が必須となっていて、往生しました。やけくそで出鱈目な数字の羅列を入力したら、なぜか次に進めて事なきを得たのですが。。。

 

 台湾も実はこの種の仕組みが発達しています。国民一人一人にIDが発行されていて、やはりいろんな手続きの際に、そのID番号の入力が必要となります。外国人でも長期滞在(3ヶ月超)する場合は「外国人居留証」(非接触ICカードになってます)を取得しなければならず、その居留証番号がマイナンバー的に使われます。スーパーマーケットでポイントカードを発行してもらうときでさえ、普通その場で発行されるはずが、居留証が取れるまでお預けでした。

 

 感心したのは、台湾の健康保険制度です。国民皆保険が徹底していて、居留証を取得した外国人も加盟が必須で、健康保険証(2011年当時は接触型ICカードでした)が発行されます。病院に行くと、最初に窓口で健康保険証を出すのは日本と一緒ですが、そこから、受診する診療科のほうに行くと、ドアのところに健康保険証を読み取るリーダーがあり、まず、そこに保険証を差し込んで読み取らせます。そうすることで、診療科での順番待ちが始まるのです。カルテのデータも健康保険番号で紐付いて、オンラインデータベースからさっとお医者さんのPC画面に出てきます。お医者さんはPCの電子カルテに入力しながら問診しています。なかなかカルテの電子化が進まない日本の遙かに先を行ってるなぁ、とびっくりしました。

 

 接触型・非接触型ICカードが、公の証明書等で全国的に使われている台湾の地で、技術を培ってきたJINCOのカード、外国人居留証を台湾政府に納めた実績もあります。この確かな技術を日本でももっと広めて行ければ、と考えています。

 


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