OTPはスマホアプリもあるけど

 社長の岸本です。

 2015年4月14日、JINCO Japan株式会社はWebサイトを開設しました。

そこで、私自身が仕事をしながら、常日頃感じていること、考えていることをぽつぽつとつぶやくBlogコーナーをつくることにしました。それでは、つぶやき第一弾です。

 

 「OTP(ワンタイムパスワード)のカードを売ってます」というと、「今はスマホのアプリでワンタイムパスワード生成してくれるから、もうカードなんて要らないんじゃないの」という答えが返ってきます。

 そうでしょうか。

 消費者向けのオンラインバンキングで、ハードウェアのOTP生成器の利用者への配布に出遅れていた銀行さんがありました。そこは、ハードウェアを飛び越して最初からスマホのOTPアプリを配布することにしました。業界では「出遅れていたのが幸いして、一気に先頭に立った」という評価の声も聞かれました。

 ところが、今年の春になって、その銀行さんもOTP生成器(ハードウェア)を配布し始めたのです。いわく「スマホを持っていない利用者に配慮した」とのことですが、それだけでしょうか。

 おそらく、スマホ固有のトラブルの影響を受けて、OTPアプリが使えなくなる事態が頻発したのではないでしょうか。

 スマホは、限られたリソースの中でユーザーから見えるフロント側だけでなく、バックエンドでも、多くのアプリが同時に稼働しています。そして、フリックのタイミングが悪いとか、ちょっとしたことで、スマホ自体が固まってしまって、動かないことがあります。たいていは再起動等の対応で回復しますが、スマホ端末を初期化しなければならないケースも意外と多いのです。その場合、オンラインバンキングのOTPアプリは、銀行のカストマーサービスに連絡して手続きしないと、使える状態には戻せません。利用者にとっても、銀行にとっても負担が大きいものです。

 また、スマホはガラケーに比べて画面が大きいので、落としたり、ぶつけた時の物理的な衝撃にも弱いといえます。うっかり手を滑らせ、スマホを落としたら、壊れて使えず、オンラインバンキングもアウト、という事態も少なからず発生していることでしょう。

 そんなことで、スマホの弱点を考えると、ハードウェアのOTP発生器もまだまだ使われていくでしょう。